1. 中盤は“手が進む感覚”が生まれる時間
麻雀の中盤(6〜10巡目)は、打っていて最も手応えを感じやすい時間です。
序盤のバラバラな形がまとまり始め、面子や対子が揃っていく。この「そろそろ見えてきた」という感覚には、確率的な裏づけがあります。
中盤は、山にまだ多くの牌が残っており、有効牌を引ける確率が最も高い局面なのです。
2. 巡目と“進行率”の目安
配牌からツモを重ねたとき、テンパイやイーシャンテンに到達している確率の目安は以下の通りです。
| 巡目 | 進行率(概算) | 状況イメージ |
|---|---|---|
| 4巡目 | 約40% | 形が整い始める段階 |
| 8巡目 | 約70% | イーシャンテンの手が増える |
| 12巡目 | 約85% | 多くがテンパイ目前 |
| 14巡目 | 約90%以上 | ほぼ誰かがテンパイしている |
8巡目には、約7割の手がイーシャンテン前後まで進行。つまり「そろそろテンパイするかも」と感じる感覚は、実際に数字としても正しいのです。
3. 進みにくい局面も確率のうち
7割が進み、3割が進みにくい。
その分かれ目に、麻雀の“流れ”がある。
中盤になっても思うようにツモが噛み合わず、形が整わないこともあります。それは、確率が下振れしているだけなのです。
麻雀では、同じ条件の中でも確率の振れが生じます。その振れこそが、私たちが“流れ”として感じる部分なのです。
4. なぜ中盤が“アツい時間”なのか
中盤(8〜10巡目)は、山にまだおよそ40枚の牌が残っています。
有効牌が多く残り、残りツモ回数も十分にある。
たとえば、有効牌が8枚残っているとき、1ツモあたりで引ける確率は約6%。8巡までにそのうち1枚を引ける確率は30〜35%前後です。
つまり中盤は、
「引ける確率」と「引ける回数」がどちらも高い時間。
中盤は手が進みやすく、確率の上振れを実感しやすい局面なのです。
5. 確率で見る“中盤の波”
中盤の7割はスムーズに進み、3割は伸び悩む。この差こそが、麻雀に“波”を感じさせる要素です。
確率を知っていれば、進まない局面も「今は確率が下振れしている」と冷静に見られます。逆に、手が軽く伸びるときには、「いま確率が上振れしている」と実感できる。
中盤は、有効牌を引ける確率が最も高く、手が伸びやすい時間。だからこそ、確率と体感が重なって、麻雀が一番面白く感じられるのです。
まとめ:中盤の確率が教えてくれること
- 中盤(6〜10巡目)は、有効牌を引ける確率が最も高い
- 約7割の手がイーシャンテン前後まで進行
- 伸びにくい3割は確率の下振れ、軽く進むときは上振れ
- 中盤は、体感どおりの確率で“手が伸びやすい時間”
次回予告
次回は「リーチ後の和了率と放銃率」。
押すか、降りるか。確率が教えてくれる“勝負どころ”の判断を見ていきます。
