1. リーチは“踏み込むか、見送るか”の選択
リーチをするか、しないか。
その判断は、直感だけでなく、待ちの形・巡目・他家の状況を総合的に見て決められます。
リーチを宣言した瞬間、もう後戻りはできません。
アガれる可能性がある反面、放銃(他家に当たる)リスクも同時に生まれます。
序盤ではまだテンパイしていない人が多く、放銃することはほとんどありません。
しかし局が進むにつれ、各プレイヤーがテンパイに近づき、
放銃の確率も少しずつ上がっていくのです。
リーチは、攻撃手段のひとつでありながら、
他家の手を止めたり、警戒させる効果もあります。
確率だけでなく、心理的な影響も含めた一手なのです。
2. リーチ後の和了率の目安
リーチ後にアガリ(ツモまたはロン)に至る確率は、
待ちの形によってはっきりと差が出ます。
| 待ちの形 | 和了率(平均) | 備考 |
|---|---|---|
| リャンメン待ち | 約25〜30% | 有効牌(待ち牌)が最も多い形 |
| シャンポン待ち | 約18〜22% | 枚数は中間で、状況次第では強力 |
| カンチャン・ペンチャン待ち | 約13〜17% | 有効牌が少なく、アガリに届きにくい |
| タンキ待ち | 約10〜15% | 少数勝負。引ければ印象的な一手に |
リャンメン待ちでは3〜4回に1回のアガリが見込めますが、
タンキやペンチャンではその半分ほど。
待ちの形の違いが、そのままアガリ率の差として現れます。
3. 放銃率と“確率のリスク”
リーチをかけると、他家の攻撃を避けられません。
そのため、**放銃率(他家に当たる確率)**は平均でおよそ10〜15%。
リーチとは、「アガリ30%」と「放銃15%」のあいだで勝負する行為。
放銃率は、局が進むほど上がっていきます。
終盤では他家のテンパイ率が高く、
リーチを受ける側にとっては、より危険な局面になります。
どちらを取るか──
リーチで踏み込むか、それとも見送るか。
その判断材料のひとつが、アガれる確率です。
4. 巡目と待ち形で変わる和了率
同じ形でも、リーチする巡目によってアガリ率は変化します。
早い巡目ほど山に有効牌が多く、遅くなるほどツモの機会が減っていきます。
| 巡目 | リャンメン | シャンポン | カンチャン・ペンチャン | タンキ |
|---|---|---|---|---|
| 6巡目(早リーチ) | 約35% | 約25% | 約20% | 約15% |
| 9巡目(中盤) | 約28% | 約20% | 約17% | 約12% |
| 12巡目(終盤) | 約22% | 約17% | 約14% | 約10% |
5. リーチは“確率を選ぶ”一手
リーチは、アガれる確率と放銃するリスクを理解して選ぶ一手です。
この二つの確率を知っておくことで、
リーチをするタイミングをより適切に判断できるようになります。
局が進むにつれて変わる確率を意識すると、
一打一打の判断をより考え、丁寧に打つようになるでしょう。
まとめ:リーチ後の確率が教えてくれること
- リャンメン待ちの和了率は約25〜30%、タンキでは約10〜15%
- 放銃率はおよそ10〜15%、巡目が進むほど上昇
- どの巡目でもリーチは脅威
- リーチは、アガれる確率と放銃するリスクを理解して選ぶ一手
次回予告
次回は「中盤の確率を読む」。
山が残る中盤、手の伸びやすさに潜む確率の“上振れ・下振れ”を見ていきます。

